ジャストコーズ2 まとめ






ゲームデータ



発売日: 2010/06/10
開発元: Avalanche Studios
発売元: SQUARE ENIX CO., LTD.
ジャンル: アクションアドベンチャー、箱庭
インストール容量: 3.71 GB
公式サイト: http://goo.gl/owyShG





超簡単なゲーム紹介



諜報機関のエージェント、リコ・ロドリゲスは、現政権による圧政が敷かれる東南アジアの島国への潜入と、ある男の始末を命じられた。ターゲットは、彼の友でもあり、全てを教えてくれた男…。舞台は1000平方キロに及ぶ広大さと、数キロに及ぶ高低差を持つ楽園の島“パナウ”。グラップリングフックとパラシュートを使った軽快でダイナミックなアクションで、この世界をスピーディーかつ自由自在に駆け巡ることが可能! Just Cause 2の世界に飛び込んで、圧政と重力に逆らえ!(Xbox.com より)



主人公リコを操作し、パナウにある3勢力の手伝いをしながらターゲット(トム・シェルドン)の情報を集めて物語を進めていく。ミッションをクリアしたり、破壊と混乱を起こしてカオスを溜め、新たなミッションを解禁する観光ゲーの続編。





ざっくりとしたアウトラインとゲームプレイの感想



プレイ日記はこちら。



ゲームの進め方は大まかに次のような感じ。



  • とにかくカオスを溜めるのだ!
  • カオスを溜めるには3勢力の手伝いをしてミッションをクリアするのだ!
  • 既定のカオスが溜まると新たなメインミッションが解禁されのだ!



メインミッションは「カオス」というポイントが溜まらないと新たなミッションが解禁されない。



「カオス」を溜めるには勢力ミッションをクリアするのが手っ取り早い。勢力ミッションは、パナウにある3勢力(ユーラ、リーパー、ローチ)を手伝い、それぞれの拠点制圧ミッションをクリアすると、それぞれの勢力ミッションが解禁される仕組み。ミッションの中身はいわゆる「お使い」が多い(というか全部?)。



また、パナウには300を超えるロケーション(集落、軍事施設、空港など)があり、支援物資と破壊工作を行うことでそれぞれの場所を 100% にすることができ、カオスが溜められる。





ゲーム内には主人公を支援してくれるブラックマーケットという存在がある。
次のような3つの機能がある。



  • 武器の購入 / アップグレード
  • 車両の購入 / アップグレード
  • 回収要請



武器と車両の購入は読んで字の如く。アップグレードは島中に散らばる支援物資を回収し、それを使って強化していく。一番便利なのが「回収要請」。これは簡単に言ってしまえば「ドラクエのルーラ」である。一度訪れたロケーションはマップにアイコンが表示され、以降は好きなときに移動できるようになる(敵が警戒状態では回収要請自体が不可となる)。





リコが装備する武器はピストル、SMG 、マシンガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、RPG など。他にグレネードと C4 を装備できる。上述したように、それぞれの武器はブラックマーケットを介してアップグレードできる。連射性能、弾装数、火力などがアップする。



また、武器とは少し違うが、リコが左腕に装備する「グラップリングフック」という装備品がある。鉤のついた鋼鉄製のロープを射出し、建物の壁に引っ掛けて上ったり、高所にいる敵を引きずり落としたり、パラシュートを広げた状態で地上に射出し引っ張って移動したりと様々な使い方ができる。移動だけでなく、近接格闘もこれで行える。





***





前作から6年ぶりにプレイした続編。
Game with Gold で貰わなかったら、きっと一生プレイしなかったかも。そんなゲーム。



前作は広いマップ、戦車の攻撃に当ると死ぬまでお手玉状態という記憶しかない。実績もコンプしているみたいなんだけど、楽しかったというよりも面倒臭かったという印象しか残っていないゲーム。





さて、続編ですが、マップがより広くなり、色々とできることも増えたのだと思います。前作の記憶が曖昧なので比較できず申し訳ない。



とりあえず開始してみたが、開幕と同時に開始される強制的なメインミッションが終わり「後はご自由に」となった時点から既に面倒くさい感じが漂っていました。



その辺を走っている車に乗ってみるも、見事に挙動がおかしく、ハンドル操作とアクセルワークをミスすると簡単にくるくる回転する車を操作できるようになります。バイクはその点、操作性はかなりマシでしたが、いかんせんパワーの差(早いのと遅いの)が激しかったかな。



移動が本当に嫌になるくらい広く、ロケーションは一度でも訪れておかないとブラックマーケットで降ろしてもらえず、なかなか不便なゲームに感じました。



敵の反応も早く、ヒートレベル(警戒レベル)が上がった瞬間に発砲されたり、車両に乗れば追跡がウザいし、すぐに車両が爆発するしでストレスになることが多かった。





マップが広くなり、ロケーションも300箇所を超え、支援物資と破壊工作を繰り返しながら 100% にしていく「作業」は実に不愉快だった。支援物資は画面左上の HUD マップのところのミニレーダーを頼りに探すしかなく、しかもガッカリするほど分かりにくい。破壊工作もすぐ敵に見つかってドンパチになるため面倒くさい。



実際にプレイしていたときは面白かったような感覚だったが、今こうしてクリアしてみると苦しかった記憶しかない。残念。





ミッションに関してはメインミッション以外はお使い。
「そんなん自分でやればいいじゃん」的なくだらない内容が多く、やらされている感があった。



メインミッションも濃い内容が多かったが、正直言って短すぎ(少すぎ)。
もう少しあっても良かったのではないかと思う。





プレイ日記にも書きましたけど、短い(少ない)メインミッションが致命的なため、ゲームの寿命が極端に短くなる。それを補う意味で「カオスを溜めないと新たなメインミッションが解禁されないよ」というシステムを作り、そのカオスを溜めるために3勢力の勢力ミッションをクリアさせ、破壊工作を行わせるようにしたのだと思う。





【 良かった点 】


  • グラフィック


海の表現、ジャングルの木々、高い山々の断崖など、まぁまぁリアルに再現されていたと思う。




  • ライト感覚で遊べる


メインミッションを無視して広大な箱庭を移動するだけでも楽しい人はいると思う。





【 残念だった点 】


  • 移動全般


とにかく広すぎるので移動が面倒。ブラックマーケットに依頼することも可能だが、一度でも訪問していなければ連れて行ってもらえない酷い仕様。車両も挙動がおかしいため、結局は時間がかかるけどパラシュート + グラップルになっちゃう。お金が増えてくるとヘリコプターを買っちゃうけど。




  • ミニレーダーが頼りにならない(ときがある)


支援物資を探すためにミニレーダーに頼るわけですが、これが非常に分かりにくい。ある程度の方向を掴むには向いているけど、もっと精度の高いものはなかったものか?




  • 単純すぎる


広大なマップ、キレイなグラフィック、300を超えるロケーション...ってだけのゲーム。最も大切なシナリオやメインミッションに比重を置いていないため、全て単純で同じことの繰り返し。他の箱庭系ゲームと比較しても、つまらない出来。




  • 酔うカメラ


パラシュートで前後に動いたり、車両でジャングルのでこぼこ道に入ったりすると大げさなほどカメラが動き、かなり酔う。何故こんな激しいカメラになったのかは不明だが、プレイ時間が長くなっても酔うあたり、相当なものだと思う。通常はプレイ開始時に酔うことはあっても、少しすると慣れるので。





実績コンプした感想


実績コンプにはとにかく時間がかかる。これは本当。管理人は91時間かかりました。



ただし、厳しい条件の実績が1つもなく、テクニックを必要とするものや運が絡む実績もないのは良かった。



収集物にしても、ゲーム全体の進捗状況にしても 100% を目指すようにはなっておらず、ほとんどが7割程度になれば解除されるものばかりだった。



コンプ難易度としては簡単ではあるけれど、非常に時間がかかるため、他のゲームをやりながら本作もやってというスタンスでは実績コンプは遠くなると思う。一気にやってしまった方がいいでしょうね。





総合批評


気晴らしだけなら買ってもいいんじゃない?


  • ゲームプレイ: 3/10
  • 実績コンプ難易度: 3/10


個人的には前作から大して進歩していない印象を受けました。もちろん、グラフィックやシステムは向上していると思いますけど。



でも、結局やっていることは変化なく、だだっ広い島を移動して支援物資を回収したり、破壊工作を行う。3勢力のミッションをクリアしながら、それぞれの勢力を拡大させ、メインミッションをクリアしていく。それだけ。島が広いとか景色がきれいとかはゲームプレイとは関係のない別要素。



GTA さんやセインツさんと比べてしまうと全然内容がなく、単純に破壊工作を楽しむだけのゲームって感じ。



実績コンプを狙うと、ある程度は濃いプレイをすることになりますが、単純にゲームをクリアするだけならこんなにエリアを広くする必要はないわけだし、300以上のロケーションを用意する必要もなかったと思う。



メインシナリオは「おまけ」程度です。きっとこのゲームのメインは広い島を好きな乗り物でゆったり巡ったり、隅々まで探索したりすることなんでしょう。開発側もそこを思いながら作ったのではないでしょうか。



二代目観光ゲーとして、キレイな景色を眺めながらゆったりした気分でプレイするのが本来の楽しみ方なのかもしれませんが、私はそういうプレイを求めておらず、結果的に実績コンプはしましたが、かなり苦しいプレイでした。



賞味期限は短いと思う反面、観光ゲーもしくは気晴らしゲーとしてなら長く遊べるかもしれません。管理人はこのゲームを長く遊ぶのは無理ですけどね。




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