Remember Me まとめ







ゲームデータ



発売日: 2013/06/07
開発元: Dontnod Entertainment
発売元: Capcom Entertainment Inc.
ジャンル: アクション&アドベンチャー
インストール容量: 6.4 GB
公式サイト: http://goo.gl/u5ZwqQ
攻略サイト: Remember Me(リメンバーミー) 攻略





超簡単なゲーム紹介



人間の記憶を解放せよ!





ざっくりとしたアウトラインとゲームプレイの感想



  • アウトライン


舞台は記憶をデジタル化することが可能になった2080年代のパリ。
人間の記憶に直接アクセスできる“メモリーハンター”と呼ばれる能力を持った主人公がその独占を狙う企業に反旗を翻すストーリーが描かれる。
(4Gamer.netより)



人の心に侵入して記憶を盗んだり、書き換えることができる能力を持つ『メモリーハンター』の Nilin(ニリン)が主人公のアクションアドベンチャー。



舞台は記憶をデジタル化することが可能になった2080年代のパリ。
この記憶をデジタル化する技術は Sensen という企業が独占しており、記憶の書き換えを行うことができることから、ある意味パリ市民は Sensen に軟禁されている状況にあった。



ニリンは過去に Sensen に雇われていた優秀なメモリーハンターであったが、自分の記憶を消され、且つ、命まで狙われるようになってしまった。



施設でコンタクトを取ってきた謎の男性『エッジ』らの協力を得ながら、Sensen 、政府と戦い、自分の記憶と正体を取り戻していきます。







舞台は2080年代のパリということで、その未来的な雰囲気は素晴らしかった。
至る所を飛び交うドローン。ホログラムで表現された広告看板。文字が浮かび上がるショーウィンドウなどなど。



また、Slum 404というスラム地区や La Bastille という記憶を搾取されてしまった囚人が入る施設などもあり、パリ市街地のキレイで優雅な描写とは異なり、スラムの退廃的な雰囲気、囚人施設の機械制御された構造も素晴らしかった。



難易度は3種類あり、いわゆるイージー・ノーマル・ハード。ゲーム内では例えばイージーの場合は Script Kiddie と呼ばれている。上位難易度になると敵のライフと攻撃力が増し、こちらの被ダメージが増える。ゲーム途中でオプションから難易度を変更することも可能であるが、ゲームクリア時は変更後の難易度実績は解除されないので注意。



基本的に一本道なので迷うこともなくプレイできると思います。
そして、目標を達成するために こっちをこうしてから、あっちでこうする みたいな行動も必要なく、ただただ進めば良いだけ。







戦闘は近接格闘が基本。本作の特徴として、このコンバットシステムが挙げられると思います。



一般的に敵を殴る蹴るした場合はダメージを与えるだけですが、本作はダメージを与えつつ体力を回復したり、特殊な大技を使えるようになるまでの時間を短縮させたりできます。


コンボは3、5、6、8の4種類。そこに Pressen という4種類の特徴を持ったエッセンスを組み込んでいきます。なお、Pressen に関しては聞き慣れない単語であり(どうも英語でもなさそう)、本作独自の単語かもしれません。



Pressen には攻撃力を上げる Power 、ライフを回復する Regen 、時間を短縮させる Cooldown 、それぞれの Pressen をつなぎ、より強力な効果を引き出す Chain の4種類。これらは敵と戦い、経験値を得ることでアンロックされていきます。コンボは上述の通りですが、物語がある程度進行しないとアンロックされない仕組み。



基本のコンボ以外にも S-Pressen という大技が5種類。記憶をなくしている設定なので、要所要所で思い出し、それ以降使うことが可能になります。



素早い攻撃を短時間で怒涛の如く繰り出す Sensen Fury。
周囲にいる敵をスタン状態にさせる Sensen DOS。
爆弾を敵に埋め込み、爆破範囲にいる敵をも巻き込む Logic Bomb。
ロボット型の敵をリプログラミングして敵を攻撃させる Rust In Pieces。
不可視状態になり、背後から敵を襲うことができる Sensen Camo。



これら5種類の大技は Focus ゲージと呼ばれるゲージが溜まることで発動可能になります。ゲージを溜めるには敵を攻撃するか、敵からダメージを受けるか、で溜まっていきます。また、収集物の Focus Boost を5個集めることで Focus ゲージが1個増えます。下は Sensen Fury の動画です。







敵は大きく分けて3種類。
記憶を抜かれ廃人のようになりつつも攻撃性だけが増したリーパー、政府側の兵士であるエンフォーサー、ロボット型の敵です。



リーパーにはいわゆる雑魚、壁を移動してジャンプ攻撃してくる者、光に当たらないと可視化できない者、リーパーの上位版がいます。エンフォーサーには一般の兵士、攻撃力と防御力が高い者、特殊なコンバットスーツを着こむ者がいます。ロボット型には飛行タイプ、重量タイプがいます。







ニリンの仕事は敵を倒すだけではなく、メモリーハンターとしても仕事があります。その一つにメモリーリミックスというものがあります。要約してしまえば『記憶の書き換えを行う』ということです。



相手の記憶の中に入り、書き換えできるものを換えていくいくことで全く別の結果にすることができます。例)愛する人を銃殺してしまう



書き換えするときは時間の制約は一切なく、まるでビデオを編集するかのように巻き戻したり、早送りしたり、一時停止したり、最初に戻したりすることができます。



物語は全8エピソード。
収集物を回収しながら一本道を進み、エピソードの最後で時にはメモリーリミックスを行い、時にはボスと戦います。



ボス戦は今まで習得してきた S-Pressen を使わないと攻撃すらできない場面も多く、またすぐに S-Pressen を使えるようにするために Cooldown(時間短縮)を基本コンボに組み込むことが大切になります。初見では何をして攻撃すればいいのか分からぬまま死んでしまうこともあり、結構頭を使います。





  • ゲームプレイの感想



プレイ日記はこちら。



北米版をプレイ(国内本体で動きます)。



『コンバットシステムがちょっと面倒臭そうだな』という変な印象を持ってしまったことから、プレイ開始までが相変わらず遅くなってしまいました。



物語の背景が理解できずに始まった本作。
なぜニリンは収監されている? エッジって誰? Pressen って何? などなど、ゲーム特有の言葉が理解できないこともあって少しずつ慣らしていくしかない感じでした。



最初はいわゆる難易度イージーで開始したのですが、ある程度進んだところで難易度ハードでもいけそうと舵を切り直したことで、後々トラブルに見舞われることになります。(いつも読んでくださっている皆さんはご存知のとおり。知らない方はこちらのエントリーをどうぞ。)



実際は難易度ハードでも大丈夫でした。このゲーム、回避がなかなか使えるので案外いけます。



コンバットシステムは理解するのが楽でしたし、Cooldown については『よく出来ているなぁ』と感心してしまいました。次に使えるまでの時間短縮をコンボに組み込むなんて素晴らしいアイデアですよね。



理解が難しかったのはメモリーリミックス。実績解除の条件にもなっていたので、何をどうリミックスするのかがさっぱり分からず。結局、クリアした今も詳細まで理解したとは言い難い状態です。



敵との戦闘は一対複数が基本。
やっぱり戦闘ではコンボを多段ヒットさせたいのですが、敵が常に背後にいたりしてすぐ回避しなくてはならず、せっかく組み込んだコンボが活かせない場面が多かったです。8コンボなんて、最後の8ヒット目まで攻撃できるシーンが少なくて、個人的には苦労しました。


あと、コンボはある一定のタイミングでボタンを押さないと成功しないようになっていて、普段はそんなに気にならないのですが、ライフがやばいとかの切羽詰まった状態だとただの足枷にしかならなかった。



ボス戦はそれぞれに特徴があり、今まで獲得してきた大技を使ったり、攻撃方法が限定されていたりと結構考えられていたと思います。初見で死ぬことが多かったのですが、どうやって攻撃を当てるのかを検証するのは楽しいものがありました。



収集物は辛うじて取りこぼしなく実績も解除できましたが、収集物の中には『えぇ~? ここ!?』みたいな設置箇所が結構あり、それはそれで苦労しました。



全体的に物語が盛り上がりを見せることなく淡々と進むので、大爆発やアクションシーン満載のラストを期待すると『これじゃない感』が強いかもしれません。





【 良かった点 】


  • グラフィック


未来の世界がそこにありました。プレイ画質もカットシーン画質もキレイです。




  • 世界観


上のグラフィックと被りますが……。
2080年代のパリ、記憶のデジタル化、記憶の書き換え、Sensen 社の独占&横行など、雰囲気と世界観が素晴らしかった。




  • コンバットシステム


最初は理解できるか心配だったし、逆に面倒臭そうと敬遠していたのですが、むしろこのシステムのお陰でゲームプレイにエッセンスが入ったかと。



4種類の Pressen を入れ替え、組み込むことで同じコンボでも全く別の内容にすることができ、しかも戦況に応じてその場で即変更することもできるのも強み。



5種類ある S-Pressen もそれぞれが際立っていて、ゲームを進めて行く上で5種類を満遍なく使っていくよう配慮されているのもグッド。





【 残念だった点 】


  • カメラ


任意の場所に動かしても自動で微妙に位置修正がかかる。戦闘中のカメラが妙に固定される感があり、戦いにくい。狭い路地での戦闘ではカメラが建物の裏側に入ってしまい全く見えない。画面外からの攻撃が多いのでストレス。




  • オートセーブ


オートセーブされた瞬間が超絶分かりにくい。
セーブアイコンが一瞬で消えるので、いつセーブされたのかが不明で途中でやめていいのか悩むときが多い。




  • デスペナルティ


死亡して再開したときのペナルティが厳しい。
収集物、撃退数、Focus ゲージ、全てリセットされるのはどうかと。特に Focus ゲージのリセットは非常に痛く、再開されても全然戦える状態じゃなかったりする。実績的にも苦労して条件を満たして倒した敵のカウント数が死亡するとあっさりリセットされるのはツライ。バイオニックコマンドーか!




  • カットシーンがスキップできない


2周目対策としてカットシーンのスキップ機能は欲しい。また、2周目以降は S-Pressen の説明とかいらない気がする。




  • ボタンの反応が遅い


カメラが正面に来ていないと Spammer(ロックバスターみたいな武器)を構えても反応しない。次の攻撃に移る際、ボタンを押しているのに無反応など、割りとアクションシーンが多いのにレスポンスが悪いのでイラッとします。





実績コンプした感想



おそらく、やり直すことなく1周すると敵を400体倒す実績だけが残ると思います。



なので、最高難易度で上の実績を除く全ての実績を解除して1周し、1個だけ残った実績は難易度を下げて適当にプレイすれば実績コンプできる。なお、管理人は途中でやり直したりしていたので1周目で400体倒す実績が解除されてしまったので、純粋に1周プレイしておりません。



実績解除には注意点がいくつかあるので以下に述べます。



1.累計実績はチェックポイントをロードしても解除されないよ!


自分で何度となく試しましたので自信あります。
上の『デスペナルティ』のところでも書きましたけど、このゲームは死亡したり、チェックポイントをロードするとカウントがリセットされる仕様です。なので、敵を倒す ⇒ ロード ⇒ 解除となるわけがない。唯一、5回死なないと解除できない実績が1つあります、これだけが例外。



2.難易度を途中で変更したら駄目よ!


途中で難易度を変更し、念のため最初からやり直してもゲームクリア後に解除されるのは一番最初に選んだ難易度のみ、という恐ろしい仕様です。海外フォーラムでも数件の書き込みがあります。管理人はさらにデータを削除してやり直したのに解除されないという不幸ぶり。難易度は最初に選んだら変えないようにクリアしようぜ!





総合批評


惜しいゲームなんだよな~


  • ゲームプレイ: 6/10
  • 実績コンプ難易度: 3/10


突出して素晴らしいゲームでもなく、しかしながら糞ゲーでもなく。



ストーリーやゲームのコンセプト、システム、グラフィックは水準以上ですし、アクションもしっかりしているのですが、何かこうイマイチ盛り上がりに欠ける作品なんですよね。



全く遊べないわけでもなく、個人的には楽しめたのですが、鼻息荒くして『みんな、これ買った方がいいよ!』っていう位置づけもいいものかどうかと悩んでしまう、そんなゲーム。あ、でもプレアジとかで安売りされていたら迷わず購入した方がいいです。



作品自体のクオリティーは高いです。これは確か。もう少しで凄いゲームに昇華しそうだったのに……っていう惜しいゲームになっちゃってます。



まぁそうは言いながらも、結構万人受けする内容だと思うので気になっている方はプレイして欲しいですね。




Remember Me (輸入版:北米)
Remember Me (輸入版:北米)





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