The Bureau: XCOM Declassified まとめ







ゲームデータ



発売日: 2013/08/20
開発元: 2K Marin
発売元: 2K Games
ジャンル: TPS,RTS
インストール容量: 6.6 GB / DLC 1.07 GB( DLC は NAIJ $4.99)
公式サイト: http://www.thebureau-game.com/
攻略サイト: The Bureau: XCOM Declassified(ザ・ビューロー: エックスコム ディクラシファイド) 攻略





超簡単なゲーム紹介



別世界の侵略者から人類を守りきれ!





ざっくりとしたアウトラインとゲームプレイの感想



  • ざっくりとしたアウトライン


時は1962年、冷戦の恐怖に国中が包まれていた。同時期に国家機密部隊「The Bureau」は、詳細不明の強力な攻撃を続けてくる敵についての調査を進めていた。プレイヤーはエージェント・カーターとして、サードパーソン・タクティカル・シューティングスタイルで物語を進めていく。歴史の闇に葬られた戦いの中で隊員の指揮をとり、時には自ら引き金を引き、別世界の侵略者から人類を守りきれ。( STEAM の販売ページより)




1960年代、アメリカが舞台。
主人公のカーターを操作する TPS & RTS 。



同伴する仲間を2人連れて戦場へ赴き、その場その場で指示を出しながら進んでいくゲーム。敵は別世界の侵略者という設定なので、エイリアンもしくはインベーダーという言葉からイメージできる姿形をしています。雑魚はデストロイオールヒューマンズの主人公そのまんま。



全7チャプター。メインミッションの他にマイナーオペレーション、派遣ミッションがあります。



メインミッションはそのまま。ストーリーが進行するミッション。
マイナーオペレーションはサブの位置付けになっており、内容も短く、若干簡単なものが多い。派遣ミッションはカーターと同伴する仲間以外のメンバーが問題を解決するために”派遣”されて赴くミッション。これは自動的にクリアとなる。



ゲームの流れは次の通り。
戦闘(メインミッション) ⇒ クリアして XCOM の本部へ戻る ⇒ マイナーオペレーションや派遣ミッションをクリア ⇒ 次の戦闘(メインミッション)へ ⇒ クリアしたら XCOM の本部へ戻る……以下、繰り返し。








戦闘は TPS ですが、基本的に各武器の弾装数があまり多くなく、プレイヤーだけで全ての敵を倒すのは難しい。実際、カーターだけで進むことも不可能ではありませんが、後々弾薬不足に陥ってミッションを最初からやり直すことは目に見えているのでやらない(やれない)。従って、戦闘をうまく切り抜けるには仲間と彼らへの指示(命令)が欠かせません。



その指示を本作では「バトルフォーカス」と呼んでいて、いつでもどこでも B ボタンを押すことで画面を開くことができます(上画像)。※開始序盤の画像なので仲間が1人足りませんがご了承のほど※



バトルフォーカスの画面を開くと中央にサークルが出現し、3人分のスキルが表示されます。戦闘に必要なスキルを選び、仲間に指示することで有利に進めることができます。このスキルはのべつ幕なしに使えるわけではなく、クール・ダウンタイム(ゲーム内ではリチャージという表現)があります。一言で言えば「一度使ったら時間が経過しないと使えない」ということです。短いものでは15秒程度、長いものだと180秒かかるものがあり、便利で強力なスキルであればあるほど時間が長く設定されています。



なお、スキルはランク(レベル)が上がることで獲得していき、カーターはランク10、仲間はランク5が最高です。また、スキルによっては二者択一しなくてはいけない物もあり、どちらを獲得すべきなのか頭を悩ませます。








装備品は武器だけではなく、バックパックと呼ばれる物もあります。装備することで攻撃力を上げたり、スキルのクール・ダウンタイムを短縮したり、武器の命中精度を上げたり、ライフの上限を増やしたり、被ダメージを少なくしたり、特定の敵の防御力を下げたり、と様々な効果があります。ゲーム内では Schematic(設計図)が落ちており、それを回収することでバックパックの種類を増やすことができます。確認はしていませんがざっと見たところ30種類はあったように思います。








敵は上述しましたが、”いわゆるエイリアン”というデザインで分かりやすかった。敵はちょこまかと動きますし、的確にグレネードを投げ入れてきます。また、気づくと側面に回りこんでいることもあり、敵 AI がしっかりしている印象。



ミッションによっては上画像のような Titan という敵 UFO と生身の人間が対峙するシーンもあります。また、巨大なガンシップを銃で迎撃する戦闘シーンもあります。








DLC は国内未配信( NAIJ )。4.99ドル。本編で別チームのリーダーだったダシルバが主人公。新種の危険な感染症と戦うため、過激な実験のボランティアを買って出る、という内容。



ゲームプレイとしては XCOM の施設内に設置されたジオラマで波状攻撃を仕掛けてくる敵を蹴散らしていくというもの。終始戦闘なので、本編での戦闘では不完全燃焼だった方にはうれしい内容かもしれません。





  • ゲームプレイの感想



プレイ日記はこちら。



アジア版をプレイ。発売後、少し経ってから一気に値崩れしたので心配していましたが、個人的には DLC までプレイして満足のいくゲームであったことは間違いありません。



TPS + RTS ということで、プレイ前の各レビューを確認しましたら「 AI がお馬鹿」というものが圧倒的に多く、これについては一切否定はしません。敵陣の中を無防備に突っ切ったり、地雷があるところを真っ直ぐ進んだり……その辺はお馬鹿だなぁと(汗)。また、移動指示をしてもそこまでは行くんですけど、しばらくするとその場所から勝手に動いてダウンとか多かった。ですが、”常にカーター(主人公)をサポートする役割が AI にある”と考えれば、カーターと仲間の距離が開くと(命令を無視して)集合してくる辺り、これは逆に良くできているのかもしれないと感じています。



TPS パートに関しては良くできていたと思います。撃った感、当たった感、攻撃されている感は大したものです。敵の射撃精度が非常に高く、どんなに離れていても、うっかり棒立ちで移動しようものならゴソッとライフを削られてしまいます。カバーしていても気づくと脇に敵がいて猛攻 ⇒ ダウンするあたり、緊張感のあるゲームプレイでした。



最初は難易度ハードでプレイを開始しましたが、途中から難しくなったので難易度ルーキー(イージー)に替えて最初からやり直しました。序盤はカーターも仲間もスキル、装備共に貧弱で、且つどの兵種がやりやすいのかも分からず進めていたこともあり苦労しました。ですが、中盤以降はスキルも装備も充実し、理想のゲームプレイになったと思います。



バトルフォーカスが特徴的でありましたが、戦闘になるとひっきりなしに指示をしなくてはいけないため、TPS パートがじっくり楽しめなかった感はあります。でも、RTS を成立させるためには必須機能ですし、これがなかったらただの TPS になっていましたね。こんな感じで忙しない↓






ストーリーが進むとそれに合わせて敵の種類、武器の種類が増えていきます。最初はピストルとショットガンと M14 ライフルくらいしかないのですが、ストーリーが進むごとに敵側の武器を使えるようになり、そしてその武器が強かったりするので楽しかった。



バックパックは種類が多い割には似たようなものが多く、それでいて”すっごい使える!”というものが無かったので、新しいバックパックを入手しても終始同じものしか使いませんでした。また、終盤に近づけば強いバックパックが手に入るかというと、そういうこともなく……。ちょっと残念でしたね。



最後ら辺は強い敵が出てきすぎて萎えた。総動員なのはわかるけど、そこまでしなくてもって感じですね。





【 良かった点 】


  • 世界観


60年代の雰囲気がしっかり表現されていて良かった。キャラクターもみんな60年代って感じが好きでした。




  • バトルフォーカス


戦局を優位に進めるためにあれこれ指示を出して……。頭を使いますし、慣れが必要ですが、個人的には楽しめた要素です。





【 残念だった点 】


  • ストーリー


終盤まで来て突飛なシナリオになってしまったこと。




  • ワンパターン(飽きる)


流れがワンパターン。戦闘 ⇒ 本部 ⇒ 戦闘ですし、戦闘に出ても一本道で、進む ⇒ 戦闘 ⇒ 進むの繰り返し。中盤以降は同じパターンなので飽きる。




  • 進行不能バグ


バグはつきものと言ってしまえばそれまでですが。殲滅したのに次のシーンに行けないとか、セーブされたので一旦止めて再開したらそれ以降が進まないとか、データが壊れたのかと心配するバグはツライ。





実績コンプした感想



累計実績は戦闘回数の量に比べて条件が緩いのでそこは良かった。でも、何気に注意して進めなくてはいけない実績が数個あり、個人的にはやや面倒に感じました。特に感じたのは「エージェントとプレイヤーの全てのスキルを戦場で使用する」という実績と「敵にマインドコントロールをかけて15体の敵を倒させる」という実績と「側面攻撃で40体の敵を倒す」という実績と「難易度 COMMANDER でクリアした」という実績。



「全てのスキルを戦場で使用する」はスキルが二者択一の物があり、選択しなかったスキルは兵種が同じ仲間をもう1人新たに作成して選択し直さなくてはならず、しかもランク5まで上げる必要もあったので大変だった。



「マインドコントロールをかけて15体の敵を倒させる」は、そもそもマインドコントロールのスキルを獲得できるのが終盤であり、またマインドコントロールをかけられた敵の挙動があまりにも酷く(倒してくれない・攻撃もしない)、30秒しか操れないのに180秒もクール・ダウンタイムがあったのもきつかった。



「側面攻撃で40体」は低難易度であれば敵の側面に進むのもある程度簡単ですが、高難易度になると側面に移動する間にダウンしてしまったり、側面に着いたのに仲間が離れたところでダウンしていたりと全然数が稼げなかった。単純に40体という条件も多い。他の累計実績は多くても20体なのになぜか倍。



「難易度 COMMANDER をクリアした」は単純に難しい。ちまちまと遠くから当てたり、敵をスキルで呼び寄せて地雷でキルするなど、チキンプレイをしないと仲間がすぐにダウンするし、自分もダウンするし、ダウンから死ぬまでの時間も超短いしで慎重なプレイをせざるを得ません。



DLC は若干の縛り実績があるものの、難易度指定がないのでルーキーでプレイすればコンプできます。ちなみに DLC は NAIJ なので海外タグ必須です。





総合批評



勝手に動く AI のお守りをする TPS !


  • ゲームプレイ: 5/10
  • 実績コンプ難易度: 5/10


ゲームプレイ自体は面白い TPS でした。ただ、そこに理解不能なストーリーとあまりうまく機能していない RTS が混ざったことにより、残念なゲームに仕上がってしまったという感じ。



60年代の雰囲気はバッチリですし、実績的にも楽しめますし、何より TPS がちゃんとしていたというのが嬉しかったですね。



実績をコンプするとなると少々気を使ってプレイする必要もありますが、概ねコンプは楽な部類に入ると思います。



RTS というよりは”勝手に動く AI のお守りをする TPS ”って感じですが、慣れてくると AI への許容も出てきますので共闘感もあって楽しめるようになります。





The Bureau XCOM Declassified (輸入版:アジア)
The Bureau XCOM Declassified (輸入版:アジア)


Posted in , . Bookmark the permalink. RSS feed for this post.
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

Search

Swedish Greys - a WordPress theme from Nordic Themepark. Converted by LiteThemes.com.